【2026年9月】SHEIN発がん性物質5種一覧|見分け方と洗濯

shein発がん性 アイキャッチ

SHEIN(シーイン)の服や靴から、EU規制値を超える発がん性物質が検出されたと国際NGOグリーンピースが公表しています。検出された5つの物質の一覧、注意すべき商品カテゴリ、洗濯で落ちるかどうか、ネイルやトコジラミの噂まで、確認できた事実だけで整理しました。

本記事の情報源について

本記事は、グリーンピース・ジャパンの調査報告、厚生労働省「職場のあんぜんサイト」の安全データシート、朝日新聞SDGs ACTION!の解説、SHEIN公式サイト(特定商取引法に基づく表示・FAQ・利用ガイド)をもとに作成しています。根拠となる情報源は記事末尾に明記しています。

SHEINの発がん性が問題になった3つの調査

SHEINの発がん性が繰り返し話題になるのは、第三者機関の検査で規制値を超える有害化学物質が3回にわたって検出されているためです。調査はいずれも日本国外で行われたもので、時系列で並べると次のようになります。

  • STEP1
    2022年10月(グリーンピース・ドイツ)

    オーストリア・ドイツ・イタリア・スペイン・スイスのSHEINサイトで衣類や靴など47点を購入し、ブレーメン環境研究所が検査。靴から非常に高いフタル酸エステル類、子ども用衣類から発がん性のあるホルムアルデヒドなど、EU規制値を超える有害化学物質を検出

  • STEP2
    2024年(韓国・ソウル市などの消費者当局)

    SHEINが販売する女性用下着・水着・浮き輪・子ども靴・バッグなどから、発がん性物質のアリルアミンや高濃度のフタル酸エステル類など、韓国基準値を大幅に超える有害物質を検出

  • STEP3

    2025年11月(グリーンピース・ドイツの2回目調査):ドイツを含む8カ国で購入した56点のうち18点(約32%)からEU規制値を超える化学物質を検出。PFASが規制値の3300倍を上回るケースや、フタル酸エステル類が規制値の100倍を超える量も確認

  • STEP4

    報告書公表の約4週間後(グリーンピースの追跡調査):同一または類似の商品が販売され続け、鉛が高い値で検出されたサンダルは指摘された特定のカラーだけが削除されていた。類似商品31点を再検査すると25点から基準値超えの化学物質を検出(PFAS最大3115倍・フタル酸エステル類最大70倍)

グリーンピースは、SHEINの商品が中国で生産されEU域内の中間業者や物流センターを介さず直接消費者に届くため、化学物質法令の遵守に関する法的責任を逃れていると指摘しています。調査の詳細はグリーンピース・ジャパンの公表ページで読めます。

2025年調査で規制値を超えたのは検査した商品の約32%です。「SHEINの商品はすべて危険」でも「まったく問題ない」でもなく、3点に1点の割合で基準超えが見つかったというのが、公表されている事実です。

SHEINで検出された発がん性物質一覧

SHEINの発がん性一覧として、公表済みの3つの調査で名前が挙がった物質をまとめました。「shein発がん性物質はどれ」と迷ったときは、この5種類が該当します。

物質検出された製品報告されている健康影響検出した調査
ホルムアルデヒド子ども用衣類発がん性・皮膚炎・呼吸器障害グリーンピース2022年
フタル酸エステル類靴・女性用下着・水着・浮き輪など内分泌攪乱作用・生殖毒性・発達毒性・組織障害グリーンピース2022年/韓国当局2024年/グリーンピース2025年(規制値の100倍超)
PFAS(有機フッ素化合物)2025年調査の商品(品目の内訳は公表ページに記載なし)体内に蓄積しやすく発がん性などの健康影響が指摘グリーンピース2025年(規制値の3300倍超)
アリルアミン女性用下着・水着・浮き輪・子ども靴・バッグ発がん性韓国当局2024年
サンダル有害化学物質として指摘グリーンピース2025年追跡調査

ホルムアルデヒドは、厚生労働省の安全データシートでGHS分類の発がん性が区分1Aとされ、国際がん研究機関(IARC)はヒトへの発がん性が十分にあるグループ1に分類しています。毒性により皮膚炎や呼吸器障害を引き起こす点も厚生労働省の安全データシートに明記されています。

PFASは「永遠の化学物質」とも呼ばれ、自然界でほとんど分解されず体内に蓄積しやすい物質です。フタル酸エステル類は靴から高い値で検出されており、衣類だけでなく履物やバッグにも注意が要る点が特徴です。

グリーンピースの公表ページに商品名単位の一覧はありません。日本語ページに載っているのは物質名と製品カテゴリまでで、個別の商品名で「この商品は安全」「この商品は危険」と判断できる資料は公開されていません。

SHEINの発がん性物質の見分け方

SHEINの発がん性の見分け方として最初に押さえるべきなのは、有害化学物質は見た目や手触りでは判別できないという点です。グリーンピースの調査も、購入した商品を独立研究機関で分析して初めて検出しています。商品ページで確認できる情報から、リスクの高い商品を避けるのが現実的な対策です。

購入前に商品ページで確認するポイント
  • 過去の調査で検出が集中したカテゴリ(靴・サンダル・子ども用衣類・女性用下着・水着・浮き輪・バッグ)か
  • 素材表示にポリウレタン(PU)・合成皮革などのプラスチック素材が入っているか
  • 肌に直接長時間触れる商品(下着・水着・子ども服)か
  • 販売元がSHEIN自身か、第三者のマーケットプレイス販売者か
  • レビューに「においが強い」「肌がかゆくなった」という報告があるか

ホルムアルデヒドは刺激臭のある物質です。届いた商品を開封して強い刺激臭がする場合は、着用前に洗濯し、洗っても皮膚に刺激や発疹が出るなら着用をやめてください。厚生労働省の安全データシートも、皮膚刺激や発疹が生じた場合は医師の診察を受けるよう案内しています。

SHEIN側の対策として、2024年に製造制限物質リスト(MRSL)を導入し違反サプライヤーを排除したと同社は説明しています。2025年5月29日のプレスリリース発表時点では、ポリウレタン(PU)を高リスク生地として使用制限物質リスト(RSL)試験に合格しないと承認素材に登録しない運用と、2025年4月以降SHEINブランドの子ども服に使う生地すべてに化学物質と可燃性の検査を課す方針を公表しています。ただしグリーンピースの追跡調査では、公表後も同一または類似の商品が販売され続けていました。

発がん性以外の噂(個人情報・偽サイト・支払いの安全性)はSHEINの危険性を8つの噂で検証した記事で扱っています。

SHEINの服は洗えば大丈夫?発がん性物質と洗濯の関係

「shein服洗えば大丈夫」と検索する人は多いですが、SHEINの発がん性と洗濯の関係は物質によって違います。ホルムアルデヒドには効果があり、PFASやフタル酸エステル類・鉛には洗濯で取り除けるという根拠がありません。

物質洗濯の効果根拠
ホルムアルデヒド 水に非常によく溶ける性質があり、着用前の水洗いで減らせる
PFAS 自然界でほとんど分解されず体内に蓄積しやすい物質で、洗濯で除去できる根拠は無い
フタル酸エステル類 靴やプラスチック素材の商品から検出されており、水洗いで取り除ける根拠は無い
 素材に含まれる金属で、洗濯の対象外

厚生労働省の安全データシートは、ホルムアルデヒドの溶解度を「水に非常によく溶ける」と記載し、汚染された衣類を再使用する場合には洗濯するよう案内しています。子ども用衣類から検出されたのがこの物質だったため、SHEINの服を着る前に一度洗うことは、ホルムアルデヒド対策としては意味があります

  • STEP1
    開封したら単独で洗う

    他の衣類と一緒に洗わず、SHEINの商品だけで1回洗濯機を回す

  • STEP2
    水またはぬるま湯ですすぐ

    ホルムアルデヒドは水に溶けるため、すすぎを1回追加する

  • STEP3
    風通しの良い場所で干す

    刺激臭が残る場合は、においが消えるまで干してから着る

  • STEP4
    皮膚に異常が出たら着用をやめる

    かゆみ・発疹が出た商品は洗い直さず着用を中止する

洗濯で対処できるのはホルムアルデヒドまでです。靴・サンダル・合成皮革のバッグのように、フタル酸エステル類や鉛が検出されたカテゴリは洗っても安全になりません。素材表示を見て買うかどうかを決めてください。

サイズ感や生地の質など、洗濯以外の服の疑問はSHEINの服はやばい?洗えば大丈夫?の記事で解説しています。

SHEINのネイル・タトゥーシール・ウィッグ・ピアスの危険性

服や靴以外の商品について検索が多いのが、ネイル・タトゥーシール・ウィッグ・ピアスの4カテゴリです。前提として、本記事で参照したグリーンピースと韓国当局の調査結果に、この4カテゴリは含まれていません。検出報告が無いことは安全の証明ではないため、カテゴリごとに注意点が異なります。

ネイル製品(ジェルネイル・ネイルチップ)

「shein発がん性ネイル」で検索されるジェルネイルやネイルポリッシュについて、シーインの発がん性の一覧にネイル製品が載った公表済みの調査はありません。これが2026年9月時点で確認できる事実です。

一方で注意が必要なのは返品条件です。SHEINの返品ポリシーでは美容カテゴリの商品と、シールが破られた化粧品は返品不可です。開封して肌に合わなくても返品できないため、購入前に商品ページの成分表示と販売元を確認し、初回は目立たない指1本で試してください。SHEINは2025年5月の発表で、化粧品を含む高リスク商品に販売者の書類提出を義務化したと説明していますが、本記事で参照した資料に個別商品の検査結果はありません。

タトゥーシール

SHEINのタトゥーシールの危険性についても、参照した調査に検出報告はありません。皮膚に直接貼って数日間密着させる商品なので、着用前に洗える衣類と違い、有害物質があった場合に取り除く手段がない点がリスクです。腕の内側など狭い範囲に短時間貼って、赤みやかゆみが出ないことを確認してから広い範囲に使ってください。

ウィッグ

SHEINのウィッグの危険性で問題になるのは、頭皮に長時間触れる合成繊維製品である点です。グリーンピースはSHEIN商品の生地の76%をポリエステルなど合成繊維が占めると指摘していますが、ウィッグそのものの検査結果はありません。届いたら着用前に中性洗剤で洗って乾かし、刺激臭が消えてから使うと、ホルムアルデヒドのような水溶性の物質については対処できます。

ピアス・アクセサリー

SHEINのピアスの危険性で参照できる調査結果はなく、韓国当局の2024年調査で検出されたのはバッグや子ども靴などで、金属アクセサリーは対象に入っていません。ただしSHEINではジュエリーカテゴリは返品不可です。金属アレルギーがある人は、商品ページの素材表示にニッケルフリーやサージカルステンレスの記載があるかを確認してから購入してください。

SHEINのトコジラミ(虫)の噂は2026年現在どうなっている?

SHEINのトコジラミの噂は2026年現在も検索が続いていますが、本記事で参照した公的機関・報道機関・NGOの資料に、SHEINの荷物からトコジラミが見つかったという確認済みの事実はありません。「sheinトコジラミ現在」と調べても、出てくるのは個人の体験談やSNS投稿で、検査機関や当局が確認した事例ではありません。

シーインで虫が出たという話が広まった背景には、海外から発送され注文処理に1〜3日、到着まで6〜8日かかるという配送形態があります。SHEINで虫が入っていた場合に備えるなら、届いた荷物を寝室やクローゼットに持ち込む前に確認する習慣が有効です。

荷物を受け取ったときの確認手順
  • 外箱は玄関など寝具から離れた場所で開ける
  • 個包装の袋を開けて、縫い目や折り目に黒い点や虫がいないか見る
  • 衣類はそのまま収納せず、洗濯してから収納する
  • 外箱と包装袋はすぐに廃棄する

万一、届いた商品に虫や汚れなど明らかな異常があった場合は、不良品として扱えます。SHEINでは不良品や破損した商品は注文日から180日以内にカスタマーサービスへ連絡すれば、返品送料を含めて全額返金されると特定商取引法に基づく表示に明記されています。

SHEINの発がん性リスクを下げる買い方と対策

SHEINで発がん性物質を完全に避ける方法はありませんが、公表された調査結果に沿って買い方を変えると、リスクの高い商品を避けられます。

発がん性リスクを下げる買い方
  • 靴・サンダル・合成皮革バッグ・浮き輪など、プラスチック素材の商品はSHEIN以外で買う
  • 子ども用衣類は着用前に必ず洗う(2022年調査でホルムアルデヒドが検出されたカテゴリ)
  • 下着・水着は肌に長時間触れるため、素材表示を確認して合成皮革・PU素材を避ける
  • 販売元が「SHEIN」の商品を選び、第三者販売者の商品は素材表示を特に確認する
  • 届いたら刺激臭の有無を確認し、においが強い商品は返品する
避けたい買い方
  • 「安いから」と素材表示を見ずにまとめ買いする
  • 返品不可のジュエリー・美容・下着カテゴリを、肌に合うか分からないまま複数買う
  • 刺激臭のある商品を洗わずに子どもに着せる

返品制度で対処できる範囲

SHEINの返品期限は購入から40日以内で、1注文あたり最初の返品は送料無料です(同一注文の2回目以降は返金額から1,200円が差し引かれます)。においや肌への刺激が気になった衣類は、この期間内なら返品できます。ただしボディスーツ・水着・ランジェリー・ジュエリー・美容・下着は返品不可なので、これらのカテゴリは購入前の確認がすべてです。

運営会社と品質管理の取り組み

SHEIN日本サイトの運営会社と問い合わせ先は、特定商取引法に基づく表示に次のとおり記載されています。

運営会社Wonderflow Support Pte. Ltd.(シンガポール)
日本拠点東京都渋谷区広尾5-4-16
通信販売業務責任者Bonnie Liu
電話窓口0800-300-8166(通話料無料・月曜〜金曜 10:00〜13:00・14:00〜19:00)
チャットサポート年中無休 10:00〜23:00(公式サイト「お問い合わせ」ページ下部)
不良品の連絡期限注文日から180日以内

製品安全については、SHEIN Groupが2025年5月29日のプレスリリースで、Bureau Veritas・Intertek・QIMA・SGS・TÜV SÜDを含む15の国際的な試験機関と提携し、製品の安全・品質試験を2024年の200万件から2025年末までに250万件へ増やす目標と、2025年のコンプライアンス投資として1,500万米ドルの見込みを公表しています。マーケットプレイス開始以来、要件を満たさない540以上の販売者との取引を終了したとも説明しています。いずれも2025年5月の発表時点の目標や実績で、その後の達成状況は本記事で参照した資料には含まれていません。

運営会社の詳細や原宿のショールームについてはSHEIN Japanの運営会社と店舗を解説した記事にまとめています。

発がん性物質に関するよくある質問

Q
SHEINの服を着ると、発がん性でどうなりますか?
A

本記事で参照した資料に、SHEINの服を着たことによる健康被害を確認した報告はありません。ホルムアルデヒドは短期でも皮膚炎や呼吸器障害を引き起こす物質です。皮膚に刺激や発疹が出た場合は着用をやめ、症状が続くなら医師の診察を受けてください。

Q
SHEINの発がん性はどれくらい深刻ですか?知恵袋で「全部危ない」と見ました。
A

公表されている数字は、2025年調査で検査した56点のうち18点(約32%)が規制値超えです。全商品が危険という根拠はなく、逆に安全という根拠もありません。検出が集中した靴・子ども服・下着・水着・バッグの5カテゴリを避けるのが現実的です。

Q
子ども服は買っても大丈夫ですか?
A

2022年調査で子ども用衣類からホルムアルデヒドが検出されています。SHEINは2025年4月以降、自社ブランドの子ども服の生地に化学物質と可燃性の検査を課すと発表していますが、本記事で参照した資料にその後の第三者による検証結果はありません。買う場合は着用前に必ず洗ってください。

Q
日本の公的機関はSHEINを調査していますか?
A

本記事で参照した資料に、日本の公的機関がSHEIN商品を検査した結果はありません。公表されているのはグリーンピース(ドイツ)と韓国の消費者当局の調査です。

Q
発がん性物質の一覧はSHEIN公式で確認できますか?
A

公式サイトに検出物質の一覧はありません。公表されている一覧はグリーンピース・ジャパンの調査報告ページで、物質名と製品カテゴリまでが確認できます。

まとめ:発がん性リスクは「カテゴリを選んで洗う」で対処する

SHEINの発がん性物質一覧として公表されているのは、ホルムアルデヒド・フタル酸エステル類・PFAS・アリルアミン・鉛の5種類で、2025年調査では検査した商品の約32%が規制値を超えていました。検出が集中したのは靴・サンダル・子ども用衣類・女性用下着・水着・浮き輪・バッグで、ネイル・タトゥーシール・ウィッグ・ピアス・トコジラミについては確認済みの検出報告がありません。

洗濯で対処できるのは水に溶けるホルムアルデヒドだけで、PFASやフタル酸エステル類・鉛が検出されたプラスチック素材の商品は洗っても安全になりません。素材表示とカテゴリで避ける商品を決め、衣類は着用前に洗い、返品不可カテゴリは購入前に確認する、という3点が今できる対策です。

それでもSHEINで買うなら、まずは衣類1〜2点を少額で試し、においや肌への刺激を確かめてから買い足してください。初回はクーポンで安く試せます(SHEINの最新クーポンコード一覧)。

本記事で参照した主な情報源

公式ソース

報道機関・企業情報

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